録音は、その場所の記録。
スタジオでも自宅の一室でも、鳴っていた空気ごと残す。ノイズは編集で消す対象ではなく、記憶の座標です。冷蔵庫の唸りや窓の外の雨音も、素材として扱います。
HP-04 · CONCEPT / 架空案件
Independent label · Tokyo / Osaka
地下室の残響から、夜明け前の電子音まで。ECHO ROOMは、場所に残る音を記録し、作品として送り出す独立レーベルです。2019年の創業以来、東京と大阪の2拠点で少量プレスの制作を続けています。
01 / Label manifesto
プレイリストの均された時間に、ECHO ROOMは加わりません。録音した部屋の温度と、そこにいた人の呼吸ごと一枚の作品として届けます。ヒット曲の後追いではなく、「その場所でしか鳴らなかった音」を探すことから制作は始まります。
スタジオでも自宅の一室でも、鳴っていた空気ごと残す。ノイズは編集で消す対象ではなく、記憶の座標です。冷蔵庫の唸りや窓の外の雨音も、素材として扱います。
ミックスの精度より、アーティストが「もう一度聴きたい」と思えるテイクを優先します。発売日より先に妥協はしません。予定が延びることは、ECHO ROOMでは失敗と呼びません。
大量生産を目指さず、聴き手一人ひとりに届く物量で設計する。それがECHO ROOMの規模の哲学です。在庫を積み上げるより、次の録音に時間を使います。
デモ音源を「合否」で判断しません。まだ形になっていない録音にこそ、次の作品の手がかりがあると考えています。返信の有無に関わらず、すべてに耳を傾けます。
02 / New transmissions
少量プレス、デジタル、フィールドレコーディング。媒体ではなく、聴かれる時間から作品を設計します。品番はER-001から通し番号、欠番はありません。

RIN KAGE / Ambient electronics — 東京・世田谷区の自宅スタジオで録音。夜明け前の3時間だけ録った音源を核に構成し、モジュラーシンセの粒立ちと生活音が溶け合う浮遊感を主題にしています。

MINUS FIELD / Post industrial — 廃工場の反響音を素材にしたフルアルバム。金属を叩く音を主旋律に据え、低域の反響と打撃音の減衰が幾重にも重なる、聴くほど圧迫感が増す異色作です。

睡眠船 / Field recording — 大阪湾岸の深夜、船と波の音、港で働く人の声を1年かけて採集。ほぼ加工せず収録し、エンジンの低い唸りと波音が交互に前景化する生々しさが持ち味です。

NARA LOOP / Dub studies — 奈良のテープエコー専門スタジオで一発録り。テープエコー特有の揺らぎが後を引くように残り、輪郭のにじんだ残響がミニシアター作品の劇伴にも起用されました。

HAKO NOISE / Modern composition — ゲスト参加の一回限りの委託リリース。現代音楽の奏者による弦と管の生演奏に電子処理を薄く重ね、硬質な響きの中に間を残す編成が特徴です。

睡眠船 / Ambient dub — レーベル初期の代表作、現在は再プレス版のみ流通。潮位の満ち引きに合わせて低音を揺らすダブミックスに、初期衝動そのままの粗さが残るECHO ROOMの原点です。
価格はすべて税込・送料別。LP/カセットは初回プレス完売後、再プレスの有無を作品ごとに検討します。過去作の一覧はFAQ・About欄の累計リリース数もあわせてご確認ください。※盤に反りや初期不良がある場合は、到着後7日以内にご連絡いただければ交換対応いたします。
03 / Roster
ジャンルより、録音に向かう態度でつながる4組。全員が別の拠点で活動し、月1回のオンラインミーティングだけで方向性を共有しています。過去には元所属アーティストによるゲスト参加リリースも行いました。
点滅する光の残像を電子音に変換する、ECHO ROOM随一の即興型プロデューサー。モジュラーシンセと環境音のレイヤーを生成的に組み替え、同じセットを二度と再現しない演奏スタイルで知られています。2023年の加入以来、映像作家とのライブ即興セッションでも評価を集めています。
代表作『Afterimage Circuit(ER-026)』——夜明け前の3時間だけ録った即興テイクを核に組み上げた、静けさと緊張が同居する一枚。

大阪湾岸の夜、船のエンジン音と港で働く人々の低い声を長期間かけて採集するフィールドレコーディング・デュオ。編集を最小限に留め、その場の空気そのものを聴かせることを信条としています。レーベル創設時からの所属で、ECHO ROOMの録音哲学を体現する存在です。
代表作『湾岸の睡眠(ER-024)』——1年がかりで採集した深夜の港の音をほぼ無加工のまま収めた到達点。

テープエコーと空間反響を往復させながら音を練り上げる奈良拠点のプロデューサー。専門スタジオでの一発録りにこだわり、DJセットでは卓上でダブ・ミキシングを生演奏します。ミニシアター作品の劇伴提供の実績もあります。
代表作『Soft Collision(ER-023)』——テープエコー特有の揺らぎを主役に据えた44分の長尺作。

廃工場の反響音や金属を叩く音を主素材にするポストインダストリアル作家。産業機械が持つ圧力と静寂の対比を軸に、フルアルバムを一貫したコンセプトで構築します。2025年からはスプリット企画のキュレーションも兼任しています。
代表作『Concrete Bloom(ER-025)』——金属打撃音を主旋律に据えた異色の38分作。
04 / What we run
アーティストの状況に合わせて、制作全体から一部の工程だけの委託まで対応します。価格は目安、作品ごとに個別見積もりです。まずはメールか相談フォームで、現在の音源の状態を教えてください。
こんな方へ音源はあるが、リリースまでの実務を一任したいアーティストへ。契約は原盤印税分配が基本です。企画会議からリリースまで、平均して7〜10ヶ月ほど時間をかけます。
期間企画会議からリリースまで平均7〜10ヶ月
初期制作費 目安 ¥350,000〜¥900,000
(フォーマット・プレス数により変動)
こんな方へ宅録やセルフミックスまでは終えていて、仕上げだけをプロに任せたい方へ。アナログ卓とテープを併用した質感重視の工程で、ラウドネスを揃えるだけの作業は行いません。
期間納期目安 3〜4週間
¥45,000〜 / 1曲
こんな方へ音源は完成しているが、店舗流通や映像使用の交渉窓口を持たない方へ。国内20店舗以上の取引実績を活かし、代理で調整します。
期間最低契約期間 6ヶ月
取扱手数料 売上の18%
INPUT
05 / How we listen
マイクを立てる前に、まずその場所に何度も足を運びます。工程はどの作品も基本的にこの3段階です。急がず、しかし止まらないことを大切にしています。
スタジオだけでなく、作品が生まれた部屋や街の環境音を収録。候補地の選定だけで数週間かけることもあります。
アーティストとエンジニアが、完成形を決めすぎずに編集。マスタリング担当の桐生が同席し、写真のアナログ卓とテープを併用して質感調整を都度確認します。
発売後もライブ、映像、再編集で作品の時間を伸ばします。リリースは終わりではなく、作品の再生の起点と考えます。
06 / Who runs the room
アーティストと同じくらい長く、機材とレコード店の在庫リストに向き合っているメンバーです。全員が制作・営業・現場作業を兼任する、少人数体制で運営しています。

Label Head / A&R。前職は音響機材メーカーの開発職。「一番奇妙なテイクを選ぶのが仕事」が口癖で、2019年にECHO ROOMを設立。デモ音源の一次選考は今も自ら行う。

Mastering Engineer。元スタジオ勤務、アナログテープ回帰派。年間30曲以上のマスタリングを一人で手掛け、外部アーティストの受託案件も担当する。

Distribution & Sync。国内外のレコード店との折衝を一手に担当。前職は輸入盤専門店のバイヤーで、店頭での売れ筋を熟知している。

Art Direction。ジャケットとポスタービジュアルを統括。写真とリソグラフ印刷を組み合わせた質感が持ち味で、レーベルロゴのデザインも手掛けた。
07 / Journal
リリース、イベント、公募のお知らせです。SNSより先に、まずここで更新しています。過去のお知らせはお問い合わせいただければ個別に共有します。
RIN KAGEの新作をデジタル配信でリリース。アナログ盤は8月中旬入荷予定です。予約分は初回500枚のうち残り120枚となりました。
下北沢の地下スタジオにて、睡眠船が新曲を先行披露。定員24名、録音機材の展示も行い、当日は開始10分で満席となりました。
MINUS FIELD企画によるコンピレーション参加アーティストを公募。締切2026年4月30日、応募はmp3またはWAV2曲まで。
24作目のリリースを記念し、過去音源から選曲したコンピレーションを期間限定で無料配布しました。ダウンロード数は公開1週間で3,000件を超えました。
サテライトスタジオ近くのセレクトショップで、一夏限りの試聴会と限定プレスの販売を行いました。夏の間、毎週末に営業しました。
『Soft Collision』収録曲がミニシアター公開作品の劇伴として使用されました。サウンドトラック単体でのDL配信も同時に開始しています。
08 / Before you ask
デモ音源の送付方法や契約について、よくいただく質問です。ここにない内容はお問い合わせフォームからご相談ください。
mp3(320kbps以上)またはWAVを2〜3曲、Bandcamp・SoundCloudなどの限定公開リンクでお送りください。ジャンルは不問、完成度よりも録音への向き合い方を重視します。年間で数百件のデモが届くため、簡単な制作背景を添えていただけると助かります。初回のスクリーニングは代表の一ノ瀬が通勤時間や週末にまとめて聴き、気になった音源だけをマスタリング担当の桐生とスタジオのモニタースピーカーで音量を上げて聴き直します。
いただいた音源にはすべて目を通しますが、返信は取り扱いを検討する場合のみ、受付から6〜8週間以内にご連絡します。件数の都合上、お見送りの場合は個別のご返信ができません。再応募は半年以上空けての送付をお願いしています。
作品ごとにA&Rと相談のうえ決定します。少量プレスのため、フォーマットを絞ってリリースすることもあります。制作予算とプレス工場の稼働状況も判断材料になります。デジタル配信は基本的に全作品で行います。
一部はレーベル直販、大半は提携レコード店とデジタル配信を通じてお届けしています。品切れ商品の再プレスは、需要に応じて年1回程度検討します。海外発送は一部店舗のみ対応しています。
受け付けています。ただしプレスと発送は国内優先のため、リリースまでの調整にお時間をいただく場合があります。英語での対応も可能です。契約書も英訳版を用意しています。
原盤印税分配を基本とし、作品ごとに書面で契約を交わします。楽曲の買い取りは行っていません。契約期間や権利範囲は事前にすり合わせ、疑問点は弁護士を交えて確認いただいて構いません。
ここで解決しない質問は、コンタクト欄からお気軽にご相談ください。制作中の音源そのままでも歓迎します。
09 / Company
2019年、下北沢の四畳半から始まったレーベルです。今も規模より制作の密度を優先しています。取引や取材に関するお問い合わせも、下記の連絡先まで承っています。
本ページは株式会社AdiBalが制作したデザインコンセプトであり、ECHO ROOMは実在のレーベルではありません。掲載の作品・人物・数値はすべて架空です。
10 / Send a frequency
ミックスが済んでいなくても構いません。録音した場所と、なぜその音を残したいと思ったかを一緒に教えてください。
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